※パリ時間2009年5月20日正午に発表されたリリースの抄訳です。英語原文はこちらにてご覧いただけるほか、
下記サイトでもご覧いただけます。
corporate.airfrance.com
corporate.klm.com
【2009年5月20日、パリ、アトランタ、アムステルダム】-エール フランス-KLM グループおよびデルタ航空(NYSE: DAL)は本日、大西洋路線における長期的な共同事業を発表しました。これにより3つの航空会社は大西洋路線において、コードシェアや売上とコストの共有など、共同で事業を行うことになります。また、北米とアフリカ、中東、インドを結ぶ路線、および欧州とラテンアメリカを結ぶ一部の路線でも協力することになります。
この共同事業の実施によりエール フランス-KLM グループおよびデルタ航空が運航する大西洋路線では、フライトの選択肢と便数が増え、より便利なフライトスケジュールや、競争力のある料金、同じ水準のサービスをお客様に提供することができます。
この共同事業により、大西洋路線の旅客輸送容量の約25%のシェアと、120億ドル以上の年間売上が見込まれます。
一日200便以上のフライト、約5万以上の座席供給量を有する広範なネットワークを世界中のお客様に提供することができます。このネットワークは、アムステルダム、アトランタ、デトロイト、ミネアポリス、ニューヨーク(JFK)、パリ(シャルルドゴール)の6つの主要ハブ空港と、シンシナティ、リヨン、メンフィス、ソルトレイクシティの各空港で構成されます。法人契約のお客様には、共同事業メンバーの各社が運航するネットワークの中から、最適な組み合わせを行い、お客様のニーズにあったご旅行プランを効果的かつ効率的に提供することができます。今後、このシステムは3つの航空会社が所属するアライアンス「スカイチーム」にも大きな優位性をもたらします。
エールフランスとKLMは、長年にわたりそれぞれの米国パートナー航空会社との関係を構築してきました。KLMは1997年にノースウエスト航空と共同事業契約を結んでおり、エールフランスとデルタ航空は2007年に同様の契約を締結しています。デルタ航空とノースウエスト航空の合併に伴い、今回の大西洋路線における単一の共同事業契約を締結することになりました。
下記の「共同事業の主な内容」に示された数値は、エールフランス、KLM、デルタ航空の3つの航空会社が運航するすべてのフライトおよびそれぞれのハブ空港からの接続便が含まれています。共同事業がカバーする地域は、北米と欧州、アムステルダムとインド、北米とタヒチを結ぶ路線です。当該路線に関して、3つの航空会社で戦略と経営を共有し、共同で運航を行います。また、運航許可がある場合、米国と欧州連合諸国間のフライトはすべてコードシェア便となります。
また、今回の契約締結により、400以上の空港で3つの航空会社の共同事業がより目に見える形で表示されることになります。欧州や北米の空港にて、3つの航空会社のうち、1社でも就航している場所では3社のロゴを用いてブランディングを行います。また、マーケティングや広告においても共同でブランディングを行っていきます。
共同事業のガバナンス(企業統治)の役割に関しては、エール フランス-KLM グループとデルタ航空の間で等しく共有されます。 3名の最高経営責任者で構成する経営委員会と、マーケティング、ネットワーク、営業、アライアンス、財務、運航の各部門の代表者で構成される管理委員会が戦略を策定し、実務を請け負うワーキンググループが、確定された戦略に基づき、ネットワーク、レベニューマネジメント、販売、製品、マイレージプログラム、広告、ブランディング、貨物、運航、IT、財務を担当します。なお、当共同事業による子会社の創設は行いません。
当共同事業契約には期限がなく、10年以上経過したのちに、3年間の猶予期間を持たせた事前告知を行った場合に限り、中止とすることができます。
調印式の写真は、corporate.airfrance.com、corporate.klm.com、およびnews.delta.comで入手いただけます。
共同事業の主な内容
• 大西洋路線において毎日200本以上のフライト(100往復)
• 大西洋路線の旅客輸送容量の約25%のシェアを保持
• 欧州および北米の400以上の都市に就航
• 年間売上は120億ドル(2008/09年を基準におよそ93億ユーロ)以上の見込み
• エールフランス・KLMの従業員数は100,000人以上
• デルタ航空の従業員数は70,000人
• 共同事業契約には期限がなく、10年以上経過したのちに、3年間の猶予期間を持たせた事前告知を行った場合に限り無効とすることができる
AIR FRANCE-KLMグループについて
AIR FRANCE-KLMグループは2004年に設立され、グループの持ち株会社の傘下に、それぞれのアイデンティティとブランドコンセプトを持つエールフランス航空、KLMオランダ航空の二つのエアラインを保有しています。両エアラインはパリのシャルル・ド・ゴール空港、アムステルダムのスキポール空港の両ハブ空港を拠点とし、世界中に広がるグローバルな路線を提供。現在グループの従業員は10万人以上、600機を超す保有機材で世界248都市に運航、年間7500万人のお客様が利用しています。現在エアライングループとして世界一の売上高。また両社は世界的な規模の航空アライアンス、スカイチームの加盟航空会社です。エールフランス航空の設立は1933年。KLMオランダ航空の設立は1919年。さらに詳しい情報は両社のウェブサイトでご覧いただけます。
corporate.airfranc.com 及び www.klm.com
デルタ航空について
デルタ航空は世界最大の航空会社です。アトランタ、シンシナティ、デトロイト、メンフィス、ミネアポリス/セントポール、ニューヨーク(JFK)、ソルトレイクシティ、パリ(シャルルドゴール)、アムステルダム、東京(成田)をハブ空港として、デルタ航空およびその傘下となったノースウエスト航空は、世界66カ国368都市へ運航し、搭乗者数は年間1億7,000万人以上にのぼります。デルタ航空のお客様は、スカイチームやそのほかの提携航空会社が運航する毎日1万6,000便以上のフライトについて、スカイマイルまたはワールドパークスのいずれかでマイルを獲得し、特典旅行に交換することができます。デルタ航空および世界7万人以上の従業員は、完全なグロバールネットワークを提供する米国唯一の航空会社として、航空業界の活性化を目指します。