*本リリースは10月20日に米国アトランタで発表されたリリースの抄訳です。
【アトランタ、2009年10月20日】 – デルタ航空(NYSE:DAL)は本日、国際線を強化した2010年夏季スケジュールを発表しました。今回のスケジュールは、米国西海岸におけるアラスカ・エア・グループとの提携関係強化、大西洋路線におけるエールフランス-KLMとの共同事業、およびノースウエスト航空との合併による保有機材の多様化を活用し、17都市において運航便を拡大するものです。
デルタ航空のネットワーク・レベニューマネジメント・アライアンス担当執行副社長、グレン・W・ホーエンスタインは次のように述べています。「デルタ航空には、他社にない強力な提携パートナー、多様な機材、広範なネットワークがあるため、世界規模での景気低迷により座席供給量を調整しつつ、着実に新規路線を提供することができます。世界にはばたく米国のフラッグキャリアとして、世界中の航空会社との提携の強みを活かし、2010年夏季に世界中の多くの都市に新たに直行便を就航します。」
2010年夏季スケジュールは、ノースウエスト航空の合併後、初めて完全に統合されたスケジュールです。合併によって多様化した保有機材の座席供給量を再配置することにより、新路線の運航が可能になりました。デルタ航空では世界的な需要の低迷により、今年6月に国際線の座席供給量削減を発表しましたが、その対象となった路線では引き続き同程度の供給量が維持されます。
2010年夏季スケジュールでは、成田空港から米国本土に向けた便数を増やし、20以上の都市に向けて毎日25便以上の直行便を運航することになります。季節運航便の成田-ソルトレイクシティ便(週5便)を再開するほか、通年運航の成田-アトランタ便(毎日運航)に加えて、777-200LRの最新機材にて週3日の夏季運航便を追加します。また、成田-ニューヨークJFK便の使用機材をボーイング777-200ER型機から747-400型機に変更することにより、座席供給量を135席増やします。さらに、既存の成田-ロスアンゼルス便(毎日運航)に加え、週4便をボーイング777-200LRにて追加運航します。
2010年夏季スケジュールから、はじめて日本路線に導入される最新機材、ボーイング777-200LRでは、ビジネスクラス「ビジネスエリート」に180°までリクライニング調整が可能な、完全に水平なフルフラットベッドシートを採用しています。ゆったりした足元とプライバシーの確保、全席が通路側となる配置でのゆったりとした機内空間をお楽しみいただけます。
また、大阪の関西国際空港と米国西海岸のシアトル間の直行便を2010年6月より運航します。シアトルでは、デルタ航空とアラスカ航空の提携拡大により、64都市に向けて、毎日267のフライトへの乗り継ぎが可能になります。シアトルへは、既存の成田-シアトル便(毎日運航)に加え、大阪からも毎日直行便を運航することになります。デルタ航空とアラスカ航空は、シアトルでの国際線・国内線の相互乗り継ぎを円滑化するため、共同運航、ラウンジの相互利用、マイレージ・プログラム特典の相互利用などを進めています。
デルタ航空会社のネットワーク・レベニューマネジメント・アライアンス担当執行副社長、グレン・W・ホーエンスタイン(Glen W. Hauenstein)は次のように述べています。「デルタ航空は、ビジネスまたはレジャー目的のお客様からのニーズの高い米国とアジアの各都市をつなぐ利便性の高いフライトを提供することに力を入れています。デルタ航空は1987年の日本就航以来、着実に事業を拡大し、ノースウエスト航空との合併を経て、日本およびアジア地域における米国最大の航空会社となりました。現在、全米各地と日本、アジアを結ぶ週500便以上のフライトでは、日本食やアジアのお客様向けのお食事、日本語やアジア各国の言語サービスを担当する乗務員(インフライト・サービス・リプレゼンタテイブ、IFSR)の配置など、日本とアジア向けサービスをご提供しています。」
2010年夏季スケジュールの変更は、太平洋路線、大西洋路線、アフリカ路線に焦点をあてて行います。
新規路線および追加便は以下のとおりです。
路線/運航開始日/機材/スケジュール
太平洋路線
成田-ロサンゼルス (2便目)/2010年6月1日/B777-200LR/週4便・計週11便に
成田-ニューヨークJFK/2010年6月1日/B747-400**/毎日1便・機材の大型化
シアトル-大阪/2010年6月7日*/B767-300ER/毎日1便
シアトル-北京/2010年6月4日*/B767-300ER/週5便
デトロイト-香港/2010年6月2日*/B777-200/週5便
デトロイト-ソウル(仁川)/2010年6月1日*/B777-200/週5便
デトロイト-上海/2010年6月1日*/B777-200/毎日1便・週5便から7便に増便
大西洋路線
ニューヨークJFK-コペンハーゲン/2010年5月27日*/B757-200/毎日1便
ニューヨークJFK-ストックホルム/2010年5月27日*/B757-200/毎日1便
ニューヨークJFK-テルアビブ/2010年6月3日*/B747-400**/毎日1便・機材の大型化
シアトル-アムステルダム/2010年6月1日*/A330-300**/B767-300ER/毎日1便から週10便へ増便
アフリカ路線
アトランタ-ガーナ・アクラ/2010年6月1日*/B767-300ER/週3便
ニューヨークJFK-ナイジェリア・アブジャ/2010年6月1日*/B767-300ER/週3便
* 運航開始日は米国からの初便運航日。
** デルタ航空の子会社、ノースウエスト航空による運航便
*** 当該外国政府認可申請中
その他の太平洋路線
2010年6月までに、日本・アジア-米国間の主要ゲートウェイであるデトロイトおよびシアトルと、アジア間の直行便を増やします。また、アジアのハブである成田空港から米国本土に向けた便数を需要に応じて増加します。
デトロイトからソウル(仁川)と香港に向けて直行便を就航させるほか、既存のデトロイト-上海の便数を増加します。2010年夏季において、デルタ航空はデトロイトからアジアのトップ10市場のうち4都市に直行便を運航することになります。
デトロイト空港は、その地理的優位性から、引き続き日本・アジアから米国への主要ゲートウェイとして位置付けられます。デトロイト空港ではピーク日には477便のフライトを130都市に向けて運航しています。
大西洋路線
大西洋路線では、エールフランス-KLMとの共同事業を通して、夏季スケジュールを強化します。米国と欧州を結ぶ夏季運航便を増便するほか、ニューヨークJFK空港とデンマークのコペンハーゲン、スウェーデンのストックホルムを結ぶ直行便を新たに就航します。 デルタ航空とエールフランス-KLMとの共同事業は、夏季スケジュールにおいて、全大西洋路線市場の25%を占める見込みです。
エール フランス-KLM グループの、レベニューマネジメントおよびネットワーク担当エグゼクティブ・バイス・プレジデント、Bruno Matheu氏は次のように述べています。「エールフランス-KLMとデルタ航空の間で、大西洋路線の運航を統合することにより、お客様が求めているより多くの選択肢、フライトの頻度、利便性の高い運航スケジュール、質の高いサービスを提供することができます。この共同事業により、既存の資源を最大限に活用することができ、現在の経済環境の中でもサービスレベルを維持することができます。」
デルタ航空では2005年より国際線の再編成を進めており、2005年時点で一日45便程度だった米国-欧州間の運航便を、共同事業の拡大により、2010年には毎日100便程度に増便します。共同事業に参加する3つの航空会社でコストと利益を同等に分配することにより、より幅広い顧客層に向けたサービス提供が可能になります。
アフリカ路線
米国からアフリカに向けて唯一、定期便を運航する米国の航空会社として、デルタ航空は成長を続けるアフリカ市場での事業を拡大します。デルタ航空のアフリカ路線拡大により、米国からアフリカへの旅行の際に平均数時間の旅行時間短縮が可能となり、お客様に向けて利便性の高いサービスの提供が可能になります。
また、今回の世界規模での路線拡大により、デルタ航空の貨物部門、デルタ・カーゴのお客様にもより広範な地域への貨物サービスを提供することが可能になります。詳細はdeltacargo.comをご覧ください。
将来の予測に関する記述
本リリースに含まれる記述のうち、純粋な歴史的事実以外のものは当社の将来への「予想」、「期待」、「確信」、「意図」、「推定」、または「戦略」に関する記述を含む、1995年の米国私募証券訴訟改革法の下の「将来の予測に関する記述」の場合があります。将来の予測に関する記述には、実際の結果を上記の将来の予測に関する記述に反映または示唆されている予想、期待、確信、意図、推定、および戦略とは大幅に異なったものとし得る、多くのリスクおよび不確実性が含まれます。将来の予測に関する記述の全文はdelta.comをご参照ください。
デルタ航空について
デルタ航空は年間1億7,000万人以上の搭乗者数を誇る世界最大の航空会社です。デルタ航空、その子会社であるノースウエスト航空、およびデルタ・コネクションの運航便とあわせて、世界64カ国、355都市に向けてフライトを運航しています。世界で7万人以上の従業員を擁し、約800機の主要機材を運航しています。 デルタ航空は、航空アライアンス「スカイチーム」の創立メンバーとして、大西洋路線においてエールフランス-KLMとともに、共同事業を展開しています。アトランタ、シンシナティ、デトロイト、メンフィス、ミネアポリス/セントポール、ニューヨーク(JFK)、ソルトレイクシティ、パリ(シャルルドゴール)、アムステルダム、東京(成田)をハブ空港とし、提携航空会社と合わせて一日に1万6,000便以上のフライトを運航しています。
デルタ航空のサービスには、世界最大のマイレージ・プログラム「スカイマイル」、各賞を受賞しているビジネスクラス「ビジネスエリート」、世界中の空港に50箇所以上設置しているラウンジ「デルタ・スカイクラブ」等があります。詳しくはホームページdelta.comをご覧ください。