*本リリースは11月16日に米国アトランタで発表されたリリースの抄訳です。

【アトランタ、2010年11月16日】 – デルタ航空(NYSE:DAL)は本日、アジア太平洋地域および欧州の国際線を強化した2011年春夏の運航計画を発表しました。

デルタ航空では引き続きビジネス渡航ニーズの高い地域への運航拡大を進めます。特に、売上が50%増加するなど、顕著な伸びを示しているアジア太平洋地域の運航を増やします。 米国時間16日に、米国運輸省(DOT)に北京と広州への新規路線就航を申請したほか、上海とマニラへの増便を予定しています。

デルタ航空のネットワーク・レベニューマネジメント・アライアンス担当執行副社長、グレン・W・ホーエンスタインは次のように述べています。「国際線のビジネス渡航ニーズの高まりは、世界的な経済回復基調に支えられています。昨年から今年にかけて、ほぼ全ての国際線ビジネス渡航市場における収益は、二桁の伸びを示しており、2011年の運航スケジュールは、世界の主要商業都市への増便を希望するお客様の声に応えるものとなっています。中国およびロンドン(ヒースロー)への新規路線のほか、提携航空会社の拠点であるパリ(シャルルドゴール)、アムステルダム(スキポール)、広州への便の追加は、2011年スケジュールの基軸となっています。」

デルタ航空では、2011年の全輸送容量を前年比1~3%増加させる予定です。この数値は世界経済の成長予測値とも一致しています。なお、2010年末時点での保有機材は、2009年末と比べて、91機少なくなっています。

2011年春・夏の新規路線および追加便は以下のとおりです。

地域  路線  運航開始日  機材  スケジュール
太平洋路線  成田-広州*  2011年4月6日  B767-300ER  毎日1便
  成田-マニラ(2便目)  2011年4月5日~7月14日迄  B757-200  繁忙期のみ週4便追加、計週11便***
  アトランタ-上海  2011年6月5日
 
B777-200
ER/LR 
週2便
  デトロイト-北京*  2011年7月1日
 
B777-200ER  週5便
大西洋路線 ボストン-ロンドン(ヒース
ロー) 
2011年3月26日
 
 B767-300ER  毎日2便
  マイアミ-ロンドン(ヒース
ロー) 
2011年3月26日
 
B767-300ER  毎日1便
  ボストン-パリ(シャルルドゴール)  2011年3月26日
 
B757-200  繁忙期のみ毎日1便追加、計毎日3便**
  ニューヨークJFK-パリ
(シャルルドゴール) 
2011年6月1日
 
B767-300ER  繁忙期のみ毎日1便追加、計毎日6便**
  シアトル-アムステルダム  2011年6月1日
 
 
B767-300ER  繁忙期のみ
毎日2便に増便
  ピッツバーグ-パリ(シャルルドゴール)  2011年6月1日
 
B757-200  繁忙期のみ週5便を毎日1便に増便
  ニューヨークJFK-レイキャビク*  2011年6月2日
 
B757-200  週5便

* 政府認可申請中
** 既存便は共同事業(JV)パートナーのエールフランスによる運航
*** 11月18日加筆:「毎日1便追加」から「週4便追加」に訂正

成田-広州
デルタ航空は本日、成田-広州路線就航に向けて米国運輸省に運航認可を申請しました。デルタ航空のアジアにおけるハブ空港・成田と中国第三の都市で商業・工業がさかんな都市、広州を結ぶことにより、東京はもとより、アメリカからの渡航客にスムースな乗り継ぎ便を提供することができます。成田-広州路線が認可されれば、デルタ航空のハブ(成田)と、中国南方航空のハブ(広州)を結び、航空アライアンス「スカイチーム」の加盟航空会社のハブ同士を結ぶこととなります。同路線は2009年に世界経済の低迷を受けて一時運休していましたが、今回復活予定となりました。

成田-マニラ(2便目、繁忙期のみ)
4月から7月の繁忙期に、既存の成田-フィリピン・マニラ間の毎日運航便に加え、2便目となるノンストップ直行便をB757-200型機にて週4便運航します。フィリピンはアジアの中でも渡航ニーズの高い都市で、デルタ航空では既に成田と名古屋からマニラに向けてB747-400型機にて直行便を運航しています。

デトロイト-北京
デルタ航空は本日、米国運輸省に週5便のデトロイト-北京便就航に向けて認可申請をしました。デトロイト-北京路線が実現すると、デルタ空港のハブであるデトロイトと中国主要都市を結ぶ3つめのノンストップ直行便路線となります。既存の上海、香港路線での通年運航とあわせて、デトロイトでは中国とアメリカを結ぶ玄関口としての役割がさらに増します。

アトランタ-上海
デルタ航空のハブ空港アトランタからは、上海に向けたノンストップ路線を週2便で運航します。当路線は2008年に就航しましたが、2009年の世界経済の停滞により一旦運休となっていました。アジア地域での渡航ニーズの高まりを受け、まず週2便で再開し、状況に応じて増便を検討する予定です。

グレン・W・ホーエンスタインはアジアでの運航拡大に関して、次のように述べています。
「アジア太平洋地域における強力なアライアンス・パートナーのおかげで、デルタ航空は今後のアジアの成長に向けて強固な基盤を築いています。来年にはスカイチームに新たに3社が正式加盟し、中国での優位性をさらに確実なものすると同時に、アジア太平洋地域での新路線拡大のための足がかりとなるでしょう。」

中国南方航空は現在中国で最大のスカイチーム加盟航空会社です。アジア全体では大韓航空が最大の加盟航空会社となっています。来年から2012年にかけて、中国東方航空、上海航空、チャイナエアラインがスカイチームに正式加盟する予定です。

デルタ航空は年間1億6,000万人以上の搭乗者数と広範なネットワークを誇る航空会社です。デルタ航空およびデルタ・コネクションの運航便とあわせて、世界64カ国、348都市に向けてフライトを運航しています。世界で7万5千人以上の従業員を擁し、700機以上の主要機材を運航しています。 デルタ航空は、航空連合(アライアンス)「スカイチーム」の創立メンバーとして、大西洋路線においてエールフランス-KLM、アリタリア-イタリア航空とともに、共同事業を展開しています。アトランタ、シンシナティ、デトロイト、メンフィス、ミネアポリス/セントポール、ニューヨーク(JFK)、ソルトレイクシティ、パリ(シャルルドゴール)、アムステルダム、東京(成田)をハブ空港とし、提携航空会社と合わせて一日に1万3,000便以上のフライトを運航しています。 デルタ航空のサービスには、世界最大のマイレージプログラム「スカイマイル」、各賞を受賞しているビジネスクラス「ビジネスエリート」、世界中の空港に50箇所以上設置しているラウンジ「デルタ スカイクラブ」等があります。詳しくはホームページdelta.comをご覧ください。

Related Topics:
Share