デルタ航空(NYSE:DAL)は、2020年3月を期末とする第1四半期の業績および新型コロナウイルスのパンデミックに対する対応を発表しました。
デルタ航空の最高経営責任者、エドワード・バスティアン(Edward Bastian)は次のように述べています。「航空業界を含むすべての人々がこれまで経験したことのない状況に直面しています。政府による移動制限、外出自粛指示によってウイルス拡散のスピードは低下していますが、短期的な航空旅行の需要は大きな影響を受けており、第2四半期(4月~6月期)の収益は前年比で90%減となる見込みです。お客様と従業員の安全を最優先に考え、必要な対策を講じながら、事業を守り、流動性を維持しています。デルタ航空の従業員がウイルスに対して積極的に役割を果たし、米国の航路を維持するために献身的に働いていることを大変誇りに思います。」
バスティアンはさらに次のように述べています。「米国経済における航空会社の重要性を理解いただき、CARES法に基づく給与支援プログラムを超党派でサポートしていただいた大統領、議会議員、政権の皆様にこの場を借りて感謝いたします。給与支援プログラムは、米国がこの状況から回復する間、デルタ航空の雇用維持の一助となります。」
新型コロナウイルスへの対応
ネットワークとカスタマーエクスペリエンス
新型コロナウイルスの影響に対応するため、デルタ航空では以下の対策を講じています。
- 第2四半期の旅客輸送容量を前年比で大幅に削減します。国内線を80%、国際線を90%削減し、全体で85%削減します。
- すべてのフライトに新たな清掃手順を導入しました。すべての航空機は夜間に消毒剤を噴霧し、テーブル、座席スクリーン、肘掛け、座席背面のポケットなど、頻繁に触れる部分については搭乗前に消毒しています。
- 従業員とお客様に対してソーシャルディスタンスを実施しています。具体的には中央席のブロック、自動アップグレードの中止、搭乗プロセスの変更、機内食の簡素化を実施しています。
- 2020年のメダリオン会員資格を1年間延長し、メダリオン資格マイル (MQM)を2021年に繰り越し、デルタ スカイクラブのメンバーシップ資格も延長しました。
- お客様がより柔軟に計画、予約変更、旅行ができるよう、トラベルクレジットの期限を2年間に延長しました。
デルタ航空と9万人の従業員は、米国におけるウイルス対策において、以下のとおり積極的な役割を果たしています。
- 米国で最も感染被害が多い地域で新型コロナウイルスと戦っている医療従事者向けにフライトを無料で提供
- 国際線の貨物専用チャーター便によって、医療従事者が必要としている資材を運搬
- 世界中の国々に向けてチャーター便および特別な承認を得た定期便を運航し、ウイルスの影響で帰国が困難となった28,000人以上の人々を米国に輸送
- 完全子会社のデルタ・フライト・プロダクツで、医療従事者向けのフェイスシールドやマスクを数万個製造
- デルタ・テックオプス(デルタ航空の整備部門)では米軍と協力し、感染した人を病院や医療センターに安全に搬送するための搬送用ポッドを開発、製造
- 20万ポンド(約90トン)以上の食品を、病院、救急隊員、地域のフードバンク、フィーディング・アメリカ(Feeding America)などの非営利団体に寄付
デルタ航空では旅客輸送容量の削減、燃料費の低下、および以下のコスト削減の取り込みにより、第2四半期(4月~6月期)の経費を前年比で約50%、50億ドル分削減する予定です。
- 650機以上の航空機を駐機する
- コンコースやデルタ スカイクラブを一時的に閉鎖し、空港施設を統合
- 全社的に採用活動を停止し、自主休暇オプションを提示。37,000人の従業員が短期の無給休暇を取得。
- 幹部の減給と全社的に就業時間を減らすことで給与経費を削減
バランスシート、キャッシュと流動
キャッシュの維持と流動性の強化を財務上の最優先事項とし、以下の措置を講じました。
- 3月初めから現在までに54億ドルの資金を調達しました。このうち30億ドルは有担保・期限付き借入、12億ドルは航空機販売のリースバック契約、11億ドルはEETC(航空機を担保とする設備信託)のAA、A、Bトランシェの発行、1億5千万ドルは民間航空機ローン借入によるもので、これによって流動性を強化し、返済に充当します。
- 既存のリボルビング与信枠から30億ドルを引き出しました。
- 予定していた資本支出を30億ドル以上削減しました。OEM各社の協力を得て今後の航空機納品時期を最適化し、航空機の改装、IT投資、地上機器の入れ替えを延期しました。
- 空港、取引先、借入先への支払い期限を延長してもらいました。
- 株式買戻しプログラムや今後の配当金の支払いなど、株主への還元を停止しました。
コロナウイルス支援・救済・経済保障法(CARES法)による救済
デルタ航空は、コロナウイルス支援・救済・経済保障法(CARES法)に基づき、以下の救済措置を受ける予定です。
- 54億ドルの給与支援:このうち38億ドルは直接的な救済金で、残りの16億ドルは10年間の低利子、無担保借入によるものです。デルタ航空はこのうちすでに27億ドルを受領しており、今後3か月以内に残りを受領する予定です。その対価として米国財務省は5年償還、行使価格24.39ドルでデルタ航空の普通株を6540万株購入するためのワラントを受領します。
- 融資申し込み、受領を選択した場合、46億ドルの有担保借入枠
デルタ航空の最高財務責任者、ポール・ジェイコブソン(Paul Jacobson)は次のように述べています。「新型コロナウイルスがデルタ航空の収益に大きな影響を及ぼしており、3月末までに1日当たり1億ドルの損失が発生しました。しかしながら確固たる対応により、第2四半期(4月~6月期)末までに1日当たりの損失額は5千万ドルに抑制できる見込みです。過去10年間、負債額減少と抵当に入っていない資産の確立に尽力してきたため、今回のような資金調達が可能になりました。そして第2四半期末までには約100億ドルの流動資金を確保する見込みです。」
調整済みの業績は、主として評価替え(「MTM」)調整の影響を排除しています。
|
GAAP |
$増減 |
% 増減 |
|||||
(株式データを除き単位は百万ドル) |
1Q20 |
1Q19 |
||||||
税引前(損失)/利益 |
(607) |
|
946 |
|
(1,553) |
|
NM |
|
純(損失)/利益 |
(534) |
|
730 |
|
(1,264) |
|
NM |
|
一株当たり希釈(損失)/利益 |
(0.84) |
|
1.09 |
|
(1.93) |
|
NM |
|
営業収益 |
8,592 |
|
10,472 |
|
(1,880) |
|
(18) |
% |
燃料費 |
1,595 |
|
1,978 |
|
(383) |
|
(19) |
% |
1ガロン当たりの平均燃料価格 |
1.81 |
|
2.06 |
|
(0.25) |
|
(12) |
% |
連結単位コスト(CASM) |
15.30 |
|
15.14 |
|
0.16 |
|
1 |
% |
単位収益合計(TRASM) |
14.59 |
|
16.78 |
|
(2.19) |
|
(13) |
% |
|
調整済み |
$増減 |
% 増減 |
|||||
(株式データを除き単位は百万ドル) |
1Q20 |
1Q19 |
||||||
税引前(損失)/利益 |
(422) |
|
831 |
|
(1,254) |
|
NM |
|
純(損失)/利益 |
(326) |
|
639 |
|
(965) |
|
NM |
|
一株当たり希釈(損失)/利益 |
(0.51) |
|
0.96 |
|
(1.47) |
|
NM |
|
営業収益 |
8,592 |
|
10,381 |
|
(1,789) |
|
(17) |
% |
燃料費 |
1,602 |
|
1,963 |
|
(361) |
|
(18) |
% |
1ガロン当たりの平均燃料価格 |
1.82 |
|
2.04 |
|
(0.23) |
|
(11) |
% |
連結単位コスト(CASM-Ex) |
12.58 |
|
11.49 |
|
1.09 |
|
9 |
% |
単位収益合計(TRASM、調整済み) |
14.59 |
|
16.63 |
|
(2.04) |
|
(12) |
% |
- 税引前調整済み損失は4億2200万ドル、1株当たり0.51ドル
- 収益合計は前年比18%減少の86億ドル。単位収益合計は13%減少。
- 燃料費などにより経費合計が4億5千万ドル減少しました。その一部は収益および旅客輸送容量関連の経費増で相殺され、燃料以外のユニットコスト(CASM-Ex)が前年比で9%増加しました。
- 燃料費は前年同期比で19%減少しました。2020年第1四半期中のデルタ航空の燃料価格は1ガロン当たり1.81ドルでした。これには精油所の売上分2900万ドルが含まれています。
- 当四半期末時点でデルタ航空は非拘束流動資金60億ドルを確保しています。
弊社の将来的な推定値、期待値、信条、意図、予測、戦略など、歴史的な事実ではないこのプレスリリースにおける記述は、1995年私募証券訴訟改革法で定義されている「将来予想に関する記述」の場合があります。すべての将来予想に関する記述には複数のリスクと不確定要素が関連しており、将来予測に関する記述で反映または示唆された推定値、期待値、信条、意図、予測、戦略と大きく異なる場合があります。このような危険性と不確実性には、新型コロナウイルスパンデミックが弊社事業に及ぼす深刻な悪影響、パンデミックへの対応のための多額の負債、弊社の航空機が関与する事故によって発生する可能性のある影響、弊社の情報技術システムのセキュリティ侵害または不備、弊社の情報技術インフラストラクチャの中断、弊社の運営上の技術依存度、他国の航空会社への大規模な投資結果、弊社の融資契約の財務制限条項が弊社の財務活動および事業経営に与えることになる制限、労働問題、天候、自然災害、季節性による弊社事業への影響、第三者による長期的なサービス中断がもたらす影響、航空機燃料費と燃料の可用性、トレイナー精油所での大規模な損害賠償に対する保険適用能力の欠如、再生可能燃料標準規制に関連するコストを含むトレイナー精油所に対する環境規制の影響、弊社の経営陣および主要な従業員を維持する能力、ソーシャルメディアで大規模な非難や中傷がなされた場合の評判やブランド価値の逸失、テロ攻撃や地域紛争による影響、航空産業における競争状態、弊社が就航している主要空港におけるサービスの中断または混乱、弊社事業に対する大幅な行政規制、経済状況の停滞または悪化によって航空業界が被る長期的な悪影響、英国のEU離脱に関連する英国経済および規制環境の不確実性がありますが、これらに限定されません。
実績と将来予想に関する記述の間に相違を発生させる、危険性および不確実性に関する追加情報については、2019年1月1日~12月31日会計年度のForm 10-Kに記載された弊社の年次報告と2020年1月~3月期のForm 10-Qに記載された四半期報告など、弊社の米国証券取引委員会関連ファイルに記載されています。なお弊社の将来予測に関する記述は、2020年4月22日現在の弊社の観点を示すもので、現時点では更新の意図がないため、過度に依存することのないようご注意ください。
デルタ航空 |
|||||||||||
連結損益計算書 |
|||||||||||
(未監査) |
|||||||||||
|
|
|
|
|
|||||||
|
3月31日までの |
|
|
||||||||
|
3ヶ月間 |
|
|
||||||||
(株式データを除き単位は百万ドル) |
2020年 |
2019年 |
$増減 |
% 増減 |
|||||||
営業収益: |
|
|
|
|
|||||||
旅客 |
$ |
7,569 |
|
$ |
9,254 |
|
$ |
(1,685) |
|
(18) |
% |
貨物 |
152 |
|
192 |
|
(40) |
|
(21) |
% |
|||
その他 |
871 |
|
1,026 |
|
(155) |
|
(15) |
% |
|||
営業収益合計 |
8,592 |
|
10,472 |
|
(1,880) |
|
(18) |
% |
|||
|
|
|
|
|
|||||||
営業経費: |
|
|
|
|
|||||||
給与および関連コスト |
2,771 |
|
2,639 |
|
132 |
|
5 |
% |
|||
航空機用燃料と関連税 |
1,595 |
|
1,978 |
|
(383) |
|
(19) |
% |
|||
燃料を除く地方路線キャリア費用 |
902 |
|
893 |
|
9 |
|
1 |
% |
|||
減価償却 |
678 |
|
615 |
|
63 |
|
10 |
% |
|||
委託サービス |
675 |
|
632 |
|
43 |
|
7 |
% |
|||
航空機メンテナンス材料および外部修理 |
469 |
|
476 |
|
(7) |
|
(1) |
% |
|||
着陸料およびその他賃料 |
467 |
|
419 |
|
48 |
|
11 |
% |
|||
旅客コミッションおよびその他販売経費 |
358 |
|
427 |
|
(69) |
|
(16) |
% |
|||
旅客サービス |
257 |
|
271 |
|
(14) |
|
(5) |
% |
|||
付属事業と精油所 |
219 |
|
351 |
|
(132) |
|
(38) |
% |
|||
航空機賃料 |
100 |
|
102 |
|
(2) |
|
(2) |
% |
|||
プロフィットシェアリング |
— |
|
220 |
|
(220) |
|
(100) |
% |
|||
その他 |
511 |
|
429 |
|
82 |
|
19 |
% |
|||
営業経費合計 |
9,002 |
|
9,452 |
|
(450) |
|
(5) |
% |
|||
|
|
|
|
|
|||||||
営業(損失)/利益 |
(410) |
|
1,020 |
|
(1,430) |
|
NM |
||||
|
|
|
|
|
|||||||
営業外経費: |
|
|
|
|
|||||||
支払い利子、正味 |
(79) |
|
(83) |
|
4 |
|
(5) |
% |
|||
投資による利益(損失)、正味 |
(112) |
|
100 |
|
(212) |
|
NM |
||||
雑勘定、正味 |
(6) |
|
(91) |
|
85 |
|
(93) |
% |
|||
営業外経費合計、正味 |
(197) |
|
(74) |
|
(123) |
|
NM |
||||
|
|
|
|
|
|||||||
(損失)/所得税引前利益 |
(607) |
|
946 |
|
(1,553) |
|
NM |
||||
|
|
|
|
|
|||||||
所得税控除/(引当) |
73 |
|
(216) |
|
289 |
|
NM |
||||
|
|
|
|
|
|||||||
純(損失)/利益 |
$ |
(534) |
|
$ |
730 |
|
$ |
(1,264) |
|
NM |
|
|
|
|
|
|
|||||||
一株当たり基本(損失)/利益 |
$ |
(0.84) |
|
$ |
1.10 |
|
|
|
|||
一株当たり希釈(損失)/利益 |
$ |
(0.84) |
|
$ |
1.09 |
|
|
|
|||
|
|
|
|
|
|||||||
株式発行高基本加重平均 |
637 |
|
665 |
|
|
|
|||||
株式発行高希釈加重平均 |
637 |
|
667 |
|
|
|
|||||
|
|
|
|
|
|||||||
|
デルタ航空 |
|||||||||||
旅客収益 |
|||||||||||
(未監査) |
|||||||||||
|
|
|
|
||||||||
|
3月31日までの |
|
|
||||||||
|
3ヶ月間 |
|
|
||||||||
(単位:百万ドル) |
2020年 |
2019年 |
$増減 |
% 増減 |
|||||||
チケット - メインキャビン |
$ |
3,798 |
|
$ |
4,721 |
|
$ |
(923) |
|
(19.6) |
% |
チケット - ビジネスクラスおよびプレミアムプロダクト |
2,713 |
|
3,267 |
|
(554) |
|
(17.0) |
% |
|||
ロイヤルティトラベルアワード |
543 |
|
692 |
|
(149) |
|
(21.5) |
% |
|||
旅行関連サービス |
515 |
|
574 |
|
(59) |
|
(10.3) |
% |
|||
旅客収益合計 |
$ |
7,569 |
|
$ |
9,254 |
|
$ |
(1,685) |
|
(18.2) |
% |
|
|
|
|
|
|||||||
|
|
|
|
|
|||||||
|
|
|
|
|
|||||||
デルタ航空 |
|||||||||||
その他収益 |
|||||||||||
(未監査) |
|||||||||||
|
|
|
|
||||||||
|
3月31日までの |
|
|
||||||||
|
3ヶ月間 |
|
|
||||||||
(単位:百万ドル) |
2020年 |
2019年 |
$増減 |
% 増減 |
|||||||
ロイヤルティプログラム |
$ |
474 |
|
$ |
474 |
|
$ |
— |
|
— |
% |
付属事業と精油所 |
223 |
|
369 |
|
(146) |
|
(39.6) |
% |
|||
雑勘定 |
174 |
|
183 |
|
(9) |
|
(4.9) |
% |
|||
その他収益合計 |
$ |
871 |
|
$ |
1,026 |
|
$ |
(155) |
|
(15.1) |
% |
|
|
|
|
|
デルタ航空 |
||||||||
収益合計 |
||||||||
(未監査) |
||||||||
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
増(減) |
||||
|
|
1Q20 |
|
1Q20と1Q19の比較 |
||||
収益 |
|
(百万ドル) |
|
前年比 |
単位収益 |
イールド |
輸送容量 |
|
米国内線 |
$ |
5,601 |
|
|
(16.9) |
(16.0) |
(3.2) |
(1.1) |
大西洋路線 |
|
818 |
|
|
(23.8) |
(13.3) |
(5.5) |
(12.1) |
中南米路線 |
|
765 |
|
|
(11.2) |
(5.6) |
1.5% |
(5.9) |
太平洋路線 |
|
385 |
|
|
(33.3) |
(9.3) |
1.0% |
(26.5) |
旅客合計 |
$ |
7,569 |
|
|
(18.2) |
(13.3) |
(2.0) |
(5.7) |
貨物収益 |
|
152 |
|
|
(20.8) |
|
|
|
その他収益 |
|
871 |
|
|
(15.1) |
|
|
|
収益合計 |
$ |
8,592 |
|
|
(18.0) |
(13.1) |
|
|
サードパーティへの精油所売上 |
|
— |
|
|
|
|
|
|
収益合計、調整済み |
$ |
8,592 |
|
|
(17.2) |
(12.3) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
デルタ航空
統計サマリー
(未監査)
|
3月31日までの |
|
|
||||||
|
3ヶ月間 |
|
|
||||||
|
2020年 |
2019年 |
増減 |
||||||
旅客マイル売上(百万) |
43,062 |
|
51,617 |
|
(16.6) |
|
% |
||
有効座席マイル(百万) |
58,885 |
|
62,416 |
|
(5.7) |
|
% |
||
旅客マイル利回り(セント) |
17.58 |
|
17.93 |
|
(2.0) |
|
% |
||
有効座席マイル当たりの旅客売上(セント) |
12.85 |
|
14.83 |
|
(13.3) |
|
% |
||
有効座席マイル当たりの売上合計(セント) |
14.59 |
|
16.78 |
|
(13.1) |
|
% |
||
調整済みTRASM - 注A参照(セント) |
14.59 |
|
16.63 |
|
(12.3) |
|
% |
||
有効座席マイル当たりの営業コスト(セント) |
15.30 |
|
15.14 |
|
1.0 |
|
% |
||
CASM-Ex - 注A参照(セント) |
12.58 |
|
11.49 |
|
9.5 |
|
% |
||
搭乗率 |
73.1 |
% |
82.7 |
% |
(9.6) |
|
ポイント |
||
消費燃料(百万ガロン) |
880 |
|
962 |
|
(8.5) |
|
% |
||
1ガロン当たりの平均燃料価格 |
$ |
1.81 |
|
$ |
2.06 |
|
(12.1) |
|
% |
燃料1ガロン当たり平均価格、調整済み – 注A参照 |
$ |
1.82 |
|
$ |
2.04 |
|
(11.0) |
|
% |
航空機台数、期末 |
677 |
|
1,039 |
|
(362) |
|
|
デルタ航空 |
|||||||
連結キャッシュフロー計算書 |
|||||||
(未監査) |
|||||||
|
3月31日までの |
||||||
|
3ヶ月間 |
||||||
(単位:百万ドル) |
2020 |
2019 |
|||||
営業活動によるキャッシュフロー: |
|
|
|||||
純(損失)利益 |
$ |
(534) |
|
$ |
730 |
|
|
減価償却 |
678 |
|
615 |
|
|||
繰延所得税 |
21 |
|
219 |
|
|||
年金、退職後、採用前費用の余剰金 |
(75) |
|
3 |
|
|||
売掛金の変更 |
682 |
|
(897) |
|
|||
前払い金およびその他の現行資産の変更 |
343 |
|
162 |
|
|||
エアートラフィックライアビリティの変更分 |
482 |
|
1,938 |
|
|||
プロフィットシェアリングの変更分 |
(1,647) |
|
(1,069) |
|
|||
その他(正味) |
408 |
|
241 |
|
|||
営業活動によるキャッシュフロー、正味 |
358 |
|
1,942 |
|
|||
|
|
|
|||||
投資活動によるキャッシュフロー: |
|
|
|||||
不動産と機材の追加: |
|
|
|||||
前払い金を含む航空機材 |
(629) |
|
(1,059) |
|
|||
不動産および技術を含む装置 |
(308) |
|
(301) |
|
|||
短期投資の償還 |
— |
|
206 |
|
|||
戦略的投資の取得 |
(2,099) |
|
— |
|
|||
その他(正味) |
65 |
|
58 |
|
|||
投資活動に使用したキャッシュフロー(正味) |
(2,971) |
|
(1,096) |
|
|||
|
|
|
|||||
財務活動によるキャッシュフロー: |
|
|
|||||
負債とファイナンスリースの債務返済 |
(1,238) |
|
(1,285) |
|
|||
普通株の買戻し |
(344) |
|
(1,325) |
|
|||
配当金 |
(260) |
|
(233) |
|
|||
短期債務による収益 |
2,882 |
|
1,750 |
|
|||
長期債務による収益 |
3,962 |
|
500 |
|
|||
その他(正味) |
342 |
|
(16) |
|
|||
財務活動による(財務活動に使用した)キャッシュフロー(正味) |
5,344 |
|
(609) |
|
|||
|
|
|
|||||
現金と現金同等物、制限付き預金の増加(正味) |
2,731 |
|
237 |
|
|||
期首時の現金および現金同等物、制限付き預金 |
3,730 |
|
2,748 |
|
|||
期末時の現金および現金同等物、制限付き預金 |
$ 6,461 |
|
$ 2,985 |
|
|||
|
|
|
|||||
以下の表は、連結バランスシートに記載した現金、現金同等物、制限付き預金を、上記に記載した各合計金額と照合したものです。 |
|||||||
|
|
|
|||||
流動資産: |
|
|
|||||
現金等価額 |
$ |
5,967 |
|
$ |
1,910 |
|
|
前払い費用その他に含まれている制限付き預金 |
39 |
|
57 |
|
|||
その他の資産: |
|
|
|||||
空港建設用の制限付き預金 |
455 |
|
1,018 |
|
|||
現金、現金同等物、および制限付き預金合計 |
$ |
6,461 |
|
$ |
2,985 |
|
デルタ航空 |
||||||||
連結バランスシート |
||||||||
(未監査) |
||||||||
|
|
|
|
|
||||
|
|
|
||||||
(単位:百万ドル) |
2020年3月31日 |
|
2019年12月31日 |
|||||
資産の部 |
||||||||
流動資産: |
|
|
|
|||||
|
現金等価額 |
$ |
5,967 |
|
|
$ |
2,882 |
|
|
売掛金(正味) |
2,280 |
|
|
2,854 |
|
||
|
燃料インベントリ |
439 |
|
|
730 |
|
||
|
消耗品とサプライインベントリ(正味) |
535 |
|
|
521 |
|
||
|
前払い費用とその他の項目 |
1,054 |
|
|
1,262 |
|
||
|
流動資産合計 |
10,275 |
|
|
8,249 |
|
||
|
|
|
|
|
||||
不動産と機材(正味): |
|
|
|
|||||
|
不動産と機材(正味) |
31,644 |
|
|
31,310 |
|
||
|
|
|
|
|
||||
その他の資産: |
|
|
|
|||||
|
オペレーティングリースの使用権資産 |
5,488 |
|
|
5,627 |
|
||
|
営業権 |
9,753 |
|
|
9,781 |
|
||
|
識別可能な無形資産(正味) |
6,019 |
|
|
5,163 |
|
||
|
空港建設用の制限付き預金 |
455 |
|
|
636 |
|
||
|
株式投資 |
3,684 |
|
|
2,568 |
|
||
|
その他の固定資産 |
1,420 |
|
|
1,198 |
|
||
|
その他の資産合計 |
26,819 |
|
|
24,973 |
|
||
資産合計 |
$ |
68,738 |
|
|
$ |
64,532 |
|
|
|
|
|
|
|
||||
負債および資本の部 |
||||||||
流動負債: |
|
|
|
|||||
|
負債とファイナンスリース返済 |
$ |
4,337 |
|
|
$ |
2,287 |
|
|
オペレーティングリースの当期満期分 |
768 |
|
|
801 |
|
||
|
エアートラフィックライアビリティ |
5,598 |
|
|
5,116 |
|
||
|
買掛金 |
3,337 |
|
|
3,266 |
|
||
|
未払い給与と関連する福利厚生 |
1,844 |
|
|
3,701 |
|
||
|
ロイヤルティプログラム繰延収益 |
1,099 |
|
|
3,219 |
|
||
|
給油カード債務 |
1,100 |
|
|
736 |
|
||
|
その他の未払い負債 |
1,309 |
|
|
1,078 |
|
||
|
流動負債合計 |
19,392 |
|
|
20,204 |
|
||
|
|
|
|
|
||||
非流動負債: |
|
|
|
|||||
|
負債およびファイナンスリース |
12,662 |
|
|
8,873 |
|
||
|
年金、退職後、および関連する福利厚生 |
8,285 |
|
|
8,452 |
|
||
|
ロイヤルティプログラム繰延収益 |
5,718 |
|
|
3,509 |
|
||
|
当期満期分以外のオペレーティングリース |
5,204 |
|
|
5,294 |
|
||
|
繰延所得税(正味) |
1,502 |
|
|
1,456 |
|
||
|
その他の非流動負債 |
1,666 |
|
|
1,386 |
|
||
|
非流動負債合計 |
35,037 |
|
|
28,970 |
|
||
|
|
|
|
|
||||
コミットメントと有事への対応 |
|
|
|
|||||
|
|
|
|
|
||||
自己資本: |
14,309 |
|
|
15,358 |
|
|||
負債および資本合計 |
$ |
68,738 |
|
|
$ |
64,532 |
|
注A:GAAPに基づかない財務措置の調整内容を下表に示します。また、デルタ航空がそのような措置を講じる理由について、以下に説明します。丸め処理によって計算結果が一致しないことがあります。
デルタ航空では、「連結財務諸表」から派生する情報(GAAPに基づかない財務措置)を利用する場合がありますが、それは米国で一般に公正妥当と認められた会計原則(GAAP)に従って提示されていません。米国証券取引委員会の規定に基づき、GAAPに基づかない財務措置は、GAAPに従って準備された結果とともに考慮すべきですが、GAAPの結果を置き換えたり、それよりも優れたものとして考えるべきではありません。本書で使用しているGAAPに基づかない財務措置を、最も類似するGAAP財務措置と比較した調整内容を下表に示します
将来予想:以下を含む調整項目は期末まで不明で、多額な場合があるため、デルタ航空ではGAAPに基づかない財務措置による将来的な調整を行うことができません。
税引前(損失)/利益および純(損失)/利益、調整済み:デルタ航空では以下の項目について、記載した理由のため税引前(損失)/利益と純(損失)利益の調整を行い、調整済みの税引前(損失)/利益と純(損失)/利益を示しています。調整済みの純(損失)/利益には所得税課税のための調整が含まれています。
ヘッジのMTM調整および支払額:評価替え(「MTM」)調整額とは、決算期以外の期間に記録された評価額の変化を指します。評価額のこのような変化は、必ずしも約定取引期間内の基礎となるヘッジの実際の支払額を示すものではありません。支払額とは該当する期間中にヘッジ契約に対して受領または支払った現金を指します。
株式投資MTM調整:ヴァージン アトランティックとアエロメヒコへの株式投資による比例株式利益/損失を、営業外経費として計上しています。投資家の皆様が弊社の主要な業務実績を理解・分析できるように、株式による被投資会社のヘッジポートフォリオのMTM調整を行っています。
投資のMTM調整:ゴル航空、中国当方航空、エールフランス-KLM、大韓航空の筆頭株主である韓進-KALに対する株式投資の未実現利益/損失を、営業外経費として評価額で計上していますが、これは株価や外国為替の変化の影響を受けます。2019年第4四半期中にGOLへの投資分を売却し、調整済みの利益が発生しました。これは従来GAAPの結果に含まれていたものです。投資家の皆様が弊社の主要な業務実績をより良く理解・分析できるように、この種の利益/損失調整を行っています。
Delta Private Jetsに関する調整:2020年1月にDelta Private JetsとWheels Upを統合したため、比較の際は2019年の業績からDelta Private Jetsの影響を除外しました。
|
2020年3月31日までの |
|
2020年3月31日 |
||||||||||
|
3ヶ月間 |
|
までの3ヶ月間 |
||||||||||
|
税引前 |
|
純損失 |
||||||||||
(株式データを除き単位は百万ドル) |
損失 |
所得税 |
純損失 |
|
希釈後、一株当たり |
||||||||
GAAP |
$ |
(607) |
|
$ |
73 |
|
$ |
(534) |
|
|
$ |
(0.84) |
|
以下調整済み: |
|
|
|
|
|
||||||||
ヘッジのMTM調整および支払額 |
(7) |
|
2 |
|
(5) |
|
|
|
|||||
株式投資MTM調整 |
69 |
|
(16) |
|
53 |
|
|
|
|||||
投資のMTM調整 |
123 |
|
37 |
|
160 |
|
|
|
|||||
調整合計 |
185 |
|
23 |
|
208 |
|
|
0.33 |
|
||||
GAAPに基づかない |
$ |
(422) |
|
$ |
96 |
|
$ |
(326) |
|
|
$ |
(0.51) |
|
|
|
|
|
|
|
||||||||
|
|
|
|
|
|
||||||||
|
2019年3月31日までの |
|
2019年3月31日 |
||||||||||
|
3ヶ月間 |
|
までの3ヶ月間 |
||||||||||
|
税引前 |
|
純利益 |
||||||||||
(株式データを除き単位は百万ドル) |
利益 |
所得税 |
純利益 |
|
希釈後、一株当たり |
||||||||
GAAP |
$ |
946 |
|
$ |
(216) |
|
$ |
730 |
|
|
$ |
1.09 |
|
以下調整済み: |
|
|
|
|
|
||||||||
ヘッジのMTM調整および支払額 |
8 |
|
(2) |
|
6 |
|
|
|
|||||
株式投資MTM調整 |
(21) |
|
5 |
|
(16) |
|
|
|
|||||
投資のMTM調整 |
(100) |
|
20 |
|
(80) |
|
|
|
|||||
Delta Private Jetsに関する調整 |
(1) |
|
— |
|
(1) |
|
|
|
|||||
調整合計 |
(115) |
|
23 |
|
(91) |
|
|
(0.13) |
|
||||
GAAPに基づかない |
$ |
831 |
|
$ |
193 |
|
$ |
639 |
|
|
$ |
0.96 |
|
|
|
|
|
|
|
燃料費以外の単位費用または有効座席マイル当たりの費用("CASM-Ex"):以下の項目については記載の理由でCASMを調整し、CASM-Exを特定しています。前述の調整済み税引前(損失)/利益と純(損失)/利益で記載したのと同様な理由により、Delta Private Jetsの売上について調整を行っています。
航空機用燃料と関連税:燃料価格の変動性は、前年比の財務実績の比較可能性に影響を及ぼします。燃料費や関連税の調整によって、投資家は燃料以外のコストと前年比の財務実績を理解し、分析することができます。
サードパーティへの精油所売上。サードパーティへの精油所売上は航空機部門とは関係ないため、これを考慮してCASMを調整し、CASM-Exを特定しました。したがってCASM-Exは航空事業による売上を航空業界の他社と比較する上で有意義なものになります。
プロフィットシェアリング:利益分配(プロフィットシェアリング)費用の調整によって、投資家が弊社の経常費用のコストパフォーマンスについて理解・分析がしやすくなり、主要な経費を航空業界基準と有効に比較できるようになります。
|
|
|
|
3月31日までの3ヶ月間 |
|
|
|||||
|
|
|
|
2020年 |
|
2019年 |
|
増減 |
|||
CASM(単位:セント) |
15.30 |
|
|
15.14 |
|
|
|
||||
以下調整済み: |
|
|
|
|
|
||||||
航空機用燃料と関連税 |
(2.72) |
|
|
(3.17) |
|
|
|
||||
サードパーティの精油所売上 |
— |
|
|
(0.08) |
|
|
|
||||
プロフィットシェアリング |
— |
|
|
(0.35) |
|
|
|
||||
Delta Private Jetsに関する調整 |
— |
|
|
(0.05) |
|
|
|
||||
CASM-Ex |
12.58 |
|
11.49 |
|
9 |
% |
|||||
|
|
|
|
|
|
|
|
|
調整済み営業収益、および有効座席マイル当たりの収益合計(TRASM):営業収益およびサードパーティへの精油所売上のTRASMについては、非燃料費ユニットコストまたは有効座席マイル当たりのコストと同じ理由で調整を行っています。前述の調整済み税引前(損失)/利益と純(損失)/利益で記載したのと同様な理由により、Delta Private Jetsの売上について調整を行っています。したがって調整済みの営業収益と調整済みのTRASMは、デルタ航空の航空事業による売上を航空業界の他社と比較する上で有意義なものになります。
|
|
|
3月31日までの3ヶ月間 |
|
|
|||||||
(単位:百万ドル) |
|
2020年 |
|
2019年 |
|
増減 |
||||||
営業収益 |
$ |
8,592 |
|
|
$ |
10,472 |
|
|
|
|||
以下調整済み: |
|
|
|
|
|
|||||||
サードパーティの精油所売上 |
— |
|
|
(48) |
|
|
|
|||||
Delta Private Jetsに関する調整 |
— |
|
|
(43) |
|
|
|
|||||
調整済み営業収益 |
$ |
8,592 |
|
|
$ |
10,381 |
|
|
(17.2) |
% |
||
|
|
|
|
|
|
|
|
|||||
|
|
|
3月31日までの3ヶ月間 |
|
|
|||||||
|
|
2020年 |
|
2019年 |
|
増減 |
||||||
TRASM(セント) |
14.59 |
|
|
16.78 |
|
|
|
|||||
以下調整済み: |
|
|
|
|
|
|||||||
サードパーティの精油所売上 |
— |
|
|
(0.08) |
|
|
|
|||||
Delta Private Jetsに関する調整 |
— |
|
|
(0.07) |
|
|
|
|||||
調整済みTRASM |
14.59 |
|
|
16.63 |
|
|
(12.3) |
% |
||||
|
|
|
|
|
|
|
|
1ガロン当たりの調整済み平均燃料価格:以下の表は燃料費の構成要素を示します。これには、燃料費ヘッジ、精油所が燃料費と1ガロン当たりの平均価格に及ぼす影響も含まれています。また、税引前(損失)/利益および純(損失)/利益、調整済みに関する説明と同じ理由で、ヘッジのMTM調整および支払額とDelta Private Jetsの売上を調整しています。
|
|
|
|
|
|
1ガロン当たりの平均燃料価格 |
|||||||||
|
|
3月31日までの |
|
|
3月31日までの |
||||||||||
|
|
3ヶ月間 |
|
|
3ヶ月間 |
||||||||||
(ガロン当たりのデータを除き単位は百万ドル) |
2020年 |
2019年 |
|
|
2020年 |
2019年 |
|||||||||
燃料購入費 |
$ |
1,631 |
|
$ |
1,936 |
|
|
|
$ |
1.85 |
|
$ |
2.01 |
|
|
燃料ヘッジの影響 |
(7) |
|
8 |
|
|
|
(0.01) |
|
0.01 |
|
|||||
精油所セグメントの影響 |
(29) |
|
34 |
|
|
|
(0.03) |
|
0.04 |
|
|||||
燃料費合計 |