運航上の障害を迅速にシミュレーションし、想定される結果を提示することで意思決定を効率化、お客様への影響を軽減
【ラスベガス、2020年1月7日】 デルタ航空(NYSE:DAL)は、商用旅客輸送業における初の試みとして、グローバル規模の運航に対応する本格的なデジタル・シミュレーション環境を開発しています。これにより、特に悪天候やなんらかの原因により運航に支障が生じた場合に、運航の信頼性をさらに高めることを目指しています。
人工知能(AI)を使った独自のプラットフォームは、航空機の位置、客室乗務員の制約、空港の状況に至るまで、数百万の運航データを分析し、想定される結果を提示します。この情報は、厳しい冬の天候や火山の噴火など、大規模な障害が発生する前、最中、後に、デルタ航空の職員が運航に関する重大な意思決定を行う際の参考にすることができます。また、事後分析ツールとして、特定の状況において、より良い意思決定はどうあるべきだったのかを明らかにするために使うこともできでます。この革新的プラットフォーム・アーキテクチャは、実際のデータが多く集積されるほどその学習機能を適用し、安全で信頼性の高い旅行を実現する上で最良の選択肢を意思決定者に提供します。
デルタ航空はこの春、このツールの最初の稼動を開始します。時間経過とともにより多くのデータが収集、集積されるにつれ、継続的な性能向上が期待されます。
デルタ航空のオペレーション&カスタマーセンター(OCC)について
デルタ航空のOCCは、2015年、オペレーション・コントロールセンターから、オペレーション&カスタマーセンターに名称変更しました。24時間体制でシームレスなカスタマー・エクスペリエンスを提供するというこの組織の目的を、名称に反映するためです。チームは毎日、予め決まっている運航スケジュールと運航に支障をきたす事象とのバランスを取りつつ、フライトの遅延や欠航によるお客様への影響を最小限に抑えるべく協力しています。航空機の配置や客室乗務員の制約、地政学的な制約や天候の影響まで、さまざまな変数を確保し、それらをもとにお客様に最高のエクスペリエンスを提供するための計画を立案しています。
OCCでは、700人以上の従業員が毎日の運航をあらゆる側面から監視しています。夏季のピーク時にはデルタ航空とデルタコネクションを合わせて一日5,500便を超える日もあります。 米国運輸省の発表によると、デルタ航空は2019年の11月までに、業界で最高の99.8%の運航完了率(コンプリーションファクター)を達成しました。このうち航空機の整備による欠航は、デルタ史上最も低い率を記録しました。
AIベースの機械学習プラットフォームは、CES2020期間中、デルタ航空ブース#14035にてご体験いただけます。
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