2015年10月27日 *当リリースは米国時間10月26日配信のリリースの日本向け抄訳です。

【米国アトランタ、2015年10月26日】 – デルタ航空(NYSE:DAL)の整備、修理、オーバーホール(MRO)事業を手がけるデルタ・テックオプス(Delta TechOps)は、ロールスロイス社と協力し、アトランタにあるデルタのテクニカル・オペレーション・センター内に、10万平方フィートの次世代ジェットエンジンの整備施設(通称:エンジンショップ)を作ることを決定しました。

ロールスロイス社はこのほど、同社の民間航空機用ジェットエンジン、トレントシリーズの次世代エンジンの認定整備センターとして、デルタ・テックオプスを指定しました。これを受けてデルタ・テックオプスでは、トレントXWBおよびトレント7000をMRO対象エンジンに追加します。

エンジン整備施設の増設工事は2018年に開始予定です。増設エリアには、ジェットエンジンをフル稼働させて試験を行うことができるコンクリート製の堅牢なエンジン試験用施設、テストセルをはじめ、エンジンのオーバーホールに必要なあらゆる作業のためのスペースが含まれます。また、エンジンブレード(羽の部分)、ローター(動翼列)、その他多くのエンジン部品の整備エリアの拡張も計画されています。

デルタ航空最高経営責任者のリチャード・アンダーソン(Richard Anderson)は次のように述べています。「ロールスロイス社のジェットエンジンにより、将来的にデルタ航空の国際線用航空機が強化されるだけでなく、デルタ・テックオプスが、同エンジンを使用している米国内外の数々の民間航空会社の整備をすぐにでも請け負うことができるようになります。」

ロールスロイス社の民間航空機用大型エンジン部門プレジデントのエリック・シュルツ(Eric Schulz)氏は、「ロールスロイス社では競争力と技術力のあるオーバーホール施設のネットワーク構築を進めており、今回デルタ・テックオプスを独立認定整備センターとして発表できたことを大変嬉しく思います。デルタ・テックオプスが、自社の航空機に搭載されたエンジンのみならず、顧客のエンジン整備でもすぐれた能力を発揮してくれると確信しています」とコメントしています。

デルタ・テックオプスは、アトランタとミネアポリスのエンジン整備施設にて、年間600機以上のジェットエンジンのオーバーホールを実施しています。数日から1ヶ月を超える長期の整備まで、高い技術と専門性を備え、エンジンの解体、オーバーホール、組み立てから、最先端の非破壊検査施設を利用してのテスト、テストセルを利用したフル出力テストなど、業界最高水準のサービスを提供しています。

アトランタのテクニカル・オペレーション・センターは、270万平方フィート以上の敷地を有し、デルタ航空が保有する800機を超える機材の整備に加え、世界中の150社以上の航空会社向けに、機体やコンポーネントの整備、さまざまな物流やサポートサービス、エンジン関連作業などを提供しています。デルタ航空最大のハブ空港であるハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港に隣接し、1960年代以降、デルタ・テックオプスの本拠地として機能しています。

日本では国土交通省が、航空法第20条第2項に基づき、デルタ・テックオプスを第192認定事業場に認定しています。デルタ・テックオプスの詳細については deltatechops.com(英語)をご覧ください。

デルタ航空について
デルタ航空は年間約1億7,000万人以上の搭乗者数と広範なネットワークを持つ航空会社です。フォーチュン誌の「2015年世界で最も賞賛される企業リスト」の航空業界部門(2015 World's Most Admired Companies Airline Industry List)において、5年間で4度目の1位を獲得し、「世界で最も賞賛される企業」トップ50社にも選ばれたほか、米ビジネストラベルニュース誌調査で初の4年連続トップに選ばれました。デルタ航空およびデルタ・コネクションは、世界58カ国、318都市に向けてフライトを運航しています。米国ジョージア州アトランタに本社を置き、世界で8万人近い従業員を擁し、800機以上の主要機材を運航しています。航空連合(アライアンス)「スカイチーム」の創立メンバーであり、大西洋路線においてはエールフランス-KLM、アリタリア-イタリア航空、およびヴァージン アトランティック航空と共同事業を展開しています。アトランタ、ボストン、デトロイト、ロサンゼルス、ミネアポリス/セントポール、ニューヨーク(ラ・ガーディアおよびJFK)、ソルトレイクシティ、シアトル、アムステルダム、パリ(シャルルドゴール)、東京(成田)をハブ空港および主要マーケットと位置づけ、提携航空会社と合わせて一日に1万5,000便以上のフライトを運航しています。機内および空港での顧客エクスペリエンスの向上を目指し、空港施設や機内プロダクトの改善、サービス向上とテクノロジー導入に数十億ドルを投資しています。詳しくはホームページdelta.comをご覧ください。

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