Skip to main content

デルタ航空、コスモ石油マーケティングから持続可能な航空燃料(SAF)の購入を開始

Share

デルタ航空は、20254月より、羽田空港(HND)発着便に使用する持続可能な航空燃料(SAF)を、コスモ石油マーケティング株式会社から購入します。デルタ航空がアジア太平洋地域でSAFの供給を受けるのは、羽田空港が初めてとなります。

 

デルタ航空は、SAFが利用できる空港を増やすことで、運航における脱炭素化や、生産者や農家への支援、そして法人や貨物のお客様の持続可能性に関する目標の達成などを支援することを目指しています。今回のコスモとの契約は、2030年末までに航空燃料の10%をSAFに置き換えるというデルタ航空の目標達成を推進するものです。

 

デルタ航空のチーフ・サステナビリティ・オフィサーであるアメリア・デルーカは、次のように述べています。「SAFは、航空業界を脱炭素化するための手段として現在最善とされていますが、世界中の民間航空会社の1週間分の燃料にも満たない量しか生産されていません。コスモエネルギーグループと協力し、羽田空港でSAFの供給を受けることで、世界中で供給を増やすことの重要性を示すとともに、二酸化炭素排出量の削減に一歩近づくことを期待しています。」   

コスモ石油マーケティング株式会社代表取締役社長の森山 幸二氏は、次のように述べています。「SAFは当社が持つ脱炭素商材の一つとして、空の脱炭素につながる重要な商品であり、世界的なネットワークを持つデルタ航空ならびに利用されるお客様の脱炭素に貢献できることをうれしく思います。今後とも、本取り組みをはじめとしてSAFを活用した脱炭素社会の実現を後押ししてまいります。」

SAFは、従来のジェット燃料に比べ、ライフサイクルでの二酸化炭素排出量を80%以上削減できる、安全で認証された代替燃料です。ニートSAFは、農業バイオマス、木質バイオマス、水素、連続生育被覆作物、使用済み食用油などの再生可能な原料を使用して製造され、ジェットAとして知られる通常のジェット燃料の代替燃料となります。

コスモエネルギーグループが供給するSAFは、2021年に開発され、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が助成する、廃棄物や残渣からSAFを製造するサプライチェーンモデルの確立を目指すプロジェクトの一環として製品化された、日本で量産される初の国産SAFです。このSAFは、持続可能な製品に関する国際基準への適合を認める国際認証を取得しています。

 

デルタ航空は現在、羽田とアトランタ、デトロイト、ロサンゼルス、ミネアポリス、シアトル、ホノルルを結ぶ直行便を毎日6便運航しています。

 

Related Topics: